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体の不調と食生活

こんにちは、管理栄養士の清水です。12月になり朝晩は冷え込み、だんだんと冬が近づいているのを感じますね。いかがお過ごしでしょうか?

 

季節の変わり目は体の不調を感じることがありますが、ついつい見て見ぬ振り、気力で乗り切ろうと頑張ってしまいがちではありませんか?その不調、食生活が原因かも知れません。体調を整えるために一緒に食事を見直してみましょう!

【不快症状をもたらす食生活チェック】

食事は身体を作り、エネルギー源となります。また、栄養素は全身の細胞を正常に働かせる力を持っています。

 例えば、風邪やウイルスなどの病原体に対する免疫力なども、もともと身体が持っている自然治癒力で、十分に機能させるためには栄養素の摂取が必要不可欠です。

 

身体の不快症状チェックしてみましょう〜

①疲労・だるさ

一時的な疲労感には甘いものを食べて血糖値を一過性に上げるのも効果的ですが、慢性的な疲れやだるさは必要な栄養素不足で代謝がうまく回らず、結果エネルギーが細胞に届かないこともあります。

主食(ご飯・パン・めん)主菜(肉・魚・卵・大豆製品)副菜(野菜)の揃ったバランスの良い食事を摂るようにしましょう。特に鉄分の不足などによる貧血でも疲れやすくなります。主菜のたんぱく源をしっかり食べましょう。特に鉄分の多い牛肉の赤身、アサリやシジミなど貝類、レバーがおすすめです。

 

 

②食欲低下

風邪やウイルスなどにより熱が出ると基礎代謝が亢進しますが、食欲は低下し、消化機能も落ちてしまいます。体力を回復させ病原体に対する免疫力を高めるためには少量で高栄養、エネルギーを十分に確保できることが必要です。エネルギー源として炭水化物をしっかりとり、また喉などの粘膜を保護するビタミンA(ほうれん草や人参、卵黄など)を摂るようにしましょう。消化吸収を妨げる高脂肪や食物繊維は控えめにすると良いでしょう。

 

 

③肌のトラブル

肌荒れは皮脂の過剰分泌や血行不良、代謝不良で起こります。肌の新陳代謝を促進することが大切です。皮膚細胞を作るにはたんぱく質が必要不可欠で、肌をみずみずしく保つ働きがあります。またビタミンC(パプリカ・ブロッコリー・キウイ(黄)など)は肌にハリや潤いを与えメラニンの色素沈着を防ぎ、シミやソバカスを予防します。細胞の老化を防ぐビタミンE(アーモンド・オリーブオイル・アボカドなど)を合わせて摂るとより効果的です。

 

 

 

食事がいつも不規則で食事時間が一定にならないことが多いと、身体の調子が狂ってしまいます。可能な限り3食、時間を決めて食事をとり、欠食・間食のしすぎにも気をつけましょう。

また、極端なダイエットによるエネルギー不足は、ストレスの影響で暴飲暴食を招く原因になります。無理は禁物ですね。

 

体調を整えるには、その背景にある食生活の見直しが必要なことが多いです。ご自身の症状や身体の変化を見逃さず振り返ってみましょう!

 

そして今年一年を体調良く終われるようにしていきましょう!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。今年は、不規則ではありましたがティータイムの発信をして参りました。来年もまた皆さまに有意義な情報をお伝えできるよう考えていきます!引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。